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2022

如月も半ばをすぎ

バンドとして誕生以降、外的な理由でライヴがないひと月、といふのをまた経験中のしーシュです。

約10年ぐらい前、私 シュウはまだフェースブックに席を置いておらず、SNSでの発信はおもにしーなが担当しておりました。
今読み返しても、甲斐甲斐しくマメにライヴスケヂュールを更新してくれておりました。
逆に云うと、さういふ「ネタ」に事欠かぬ=告知するべきライヴ活動に満ち満ちてゐた、といふことでもあるでしょう。

水上はるこさんの著書『レモン・ソング』といふのがあるのですが、フィクションながらここで描かれる「70年代〜を生き抜いたロック・ミュージシャンたちの奔放な日々」が美しいです。
『さうさう!これよ!』
といふやうな、要は我ら楽師は、かういふモノに憧れてゐたんだよなぁ、といふかんぢです。

私は数年ほど、いわゆる「カタギ勤め」の経験があるのですが、仕事そのものよりも、そのためにせねばならぬ「早寝早起き」がイヤでイヤで・・・・。「いつかこんな仕事はサデ辞めて、朝まで起きてて昼に寝て夜に活くる日々を過ごすのだ!」と、それを夢に日々を生きておりました。

よもや、それが可能な晩年になって、自分の意思で早寝早起きの暮らしをする日々が来ようなどとは露とも思はなんだですねぇ。

ライヴもなく、旅もない今の暮らしでは、本当に早寝早起き、小食、であります。

あてもなくツラツラと書きましたが、もはやあんまり読む人もいませんからねぇ、ここ・・・。

まぁ、こんなかんぢでツラツラと、今後も駄文を書き連ねていきますよ。

寅年を迎え

新年明けましておめでとうあります。

去年はコロナ2年目、といふことで色々と活動の制限を余儀なくされましたが、その中でも配信や配信や配信やタマのツアーで、我らはよくやったと自分らを褒めてゐます。2年ぶりに会うツアー仲間に会えたりしたのも嬉しかったですね。

思へばコロナが始まった頃は、負けるものか!といふ気概が強く、また世間的にも怯えながらもそのやうな風潮は感じましたので、ぢつを云ふと個人的にはウキウキしたかんぢもありました(私は、ね・・)。

しかしいつまで経っても進展しない状況、その中で、結局大きな政治力はいぜん力を持ち続け、阿呆な政治屋はなんの決断も出せず、マスコミはひたすら国民を怯えさせるだけで打開策も示さず、仲の良かった人々の間にさえ、意味のない溝ができ、まったく不毛な諍いまで起こるやうになり、もぅいい加減ウンザリです。

「自粛疲れ」などとマスコミは云ひますが、疲れてなんぞないのです。
ただ「呆れて」ゐるだけで。

さう、結局、我らから自由や他の多くを奪ったのは、コロナそのものではなく、この「風潮」に他ならないのです。

まぁそんな事を声高にアジったって仕方ありません。
ライヴや旅ができるためなら、我らはなんでもしますよ。
瑣末なことに時間を割いて、ただただ老いを促進させる無駄な時間は、我らにはないのです。

さう。我らに明日は、あんまりない。
今年もそんなかんぢで進んでまいります。

よろしくお願いします。

づっと個人的な好みでこの写真を使ってをりましたが

今年はこれで